【協会】Soccer goods delivered to the children サッカー用品、子どもたちの手元に届く(ミャンマーの子どもたちへのサッカー用具支援)

今年3月、浦安市内でご提供いただいたミャンマーの子どもたちへのサッカー用具が、8月下旬現地に到着し、子どもたちの手に届けられました。

今回の支援は、ミャンマーの子どもたちへの教育支援を中心に活動を行っている、ハートシップミャンマージャパンからの依頼を受けて、浦安市サッカー協会として協力したもので、3月にまちづくり活動プラザと日の出小学校において、受付を行いました。

キッズからシニアまでの各年代、男女、浦安市外のお住いの方、浦安市内のサッカークラブ、多くの方からボール、シューズ、サッカーウェア、審判用品、バッグそのほかの提供をいただきました。

梱包材量を含む総重量は68kg。

4月に、日本からミャンマーのヤンゴンに、船便で発送しました。

6月にヤンゴンに到着したサッカー用具は、最終目的地であるインドとの国境にあるチン州Hualngoramの村々まで、1,150km以上の道のりを車やバイクで運搬します。

今年はThingchang村とThinglai村に半分ずつ配られることになりました。

Thingchang村には4~16歳の子どもが合計63人、Thinglai村には3~14歳の子どもが合計133人暮らしています。

どちらの村にも、内戦の影響でこの地域に避難してきた家族も多いそうです。

村の代表者がHPO教育本部を訪れ、それぞれ2台のバイクでサッカー用品を村に持ち帰りました。

ミャンマーは、2021年のクーデターで軍政が敷かれたのち、民主化を望む人々や少数民族など、抵抗勢力と軍の内戦状態が続いています。

そのため、日本のように宅配便を出して数日中には国内のどこでも荷物が着くというような状況にはなく、協力者の手で少しづつ前に進めていくため、途中荷物がどこにあるか確認もできないのですが、2か月かかって無事、現地の拠点に到着、子どもたちの手に届きました、

スポーツ用品が村に届くと、すぐに生徒や先生たちが集まってきました。たくさんのボールやシューズ、スポーツウェアをもらって、みんな大喜びです。

子どもたちの笑顔を見て喜ぶ先生方。親たちも、物価高の今は洋服を買うことすらできないからありがたい、と話します。

浦安では、いつでも近所の学校で自由に集まってサッカーをすることができ、サッカー用具も近所のスポーツショップですぐに購入できますが、世界にはそういう状況にない国や地域があります。

ミャンマーは、1948年の独立まではイギリスの支配下(第二次世界大戦中は日本が占領)にあったため、サッカーが人気のスポーツですが、ボールもシューズもウェアもない状況で子どもたちはプレーしています。

日常着るものも、そう簡単には手に入らないということです。

「裸足で遊ぶ必要がなくなったし、親はスポーツウェアを買うことができないから、プレゼントをもらえてとってもうれしいです。」子どもたちの声です。

詳細については、ハートシップミャンマージャパンのホームページをご覧ください。

ハートシップミャンマージャパンが支援している、チン州Hualngoramには58の村があります。

これまで、3つの村の子どもたちにサッカー用具を届けることができました。

浦安市サッカー協会では、ハートシップミャンマージャパンに協力して、これからもサッカー用具の支援を続けてまいります。

次回は、11月に開催予定のまちづくりフェスタwithと、その前後に提供受付を行います。詳細はこのホームページでお知らせします。

今回のご提供に感謝するとともに。これからもご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。

関連ニュース